
12月17日にグループ乾坤一擲の今年最後の定例会を開催した。ここで映画版ナデシコデッキ拡張セットの最終テストを実施したので久しぶりにテストプレイの結果等を報告したいと思う。
今回は拡張セットを追加したデッキ同士の4人対戦を実施した。もちろん要塞決戦モードである。使用したデッキは下記の通り。
映画版ナデシコデッキ:今回のテスト対象。今回の拡張セットの目玉はyユニット装備型ナデシコC及び相転移砲2枚を収録している点である。映画版ナデシコデッキはハッキングを実施して敵艦の防御を無効化しつつトドメを刺していくという独特のスタイルのデッキがかなりクセつよなデッキである。難点は敵の防御を無効化するのはよいが効果的に敵にダメージを与えられない点にある。はっきりいって火力不足になりがちな点にある。どうダメージを与えて敵艦を沈めるかのイメージを持てないと獲得VPが伸びないという上級者向けデッキである。今回はシルフェ氏が担当する。シルフェ氏は思い切った采配を取ることが多いがそれが裏目に出てVPが伸びない箏も多く好不調の波が大きい。
TV版ナデシコデッキ:ゲムマ2023秋に頒布したばかりのデッキである。こちらは映画版と違いグラビティブラストと相転移砲で敵を粉砕していく特殊兵器特化型デッキである。難点は収録したキャラカードが多く攻撃カードそのものの枚数が少ないため攻撃頻度が少なくなりやすい。拡張セットではYユニット装備型シャクヤクを導入して相転移砲のプラットホームを増やしたり木連のジンシリーズにより艦載機の火力強化をできるようにしている。今回は私こと平景虎が担当する。私のスタイルはデザイナー故各デッキの構成と戦術を熟知しておりSHIPSのセオリーに基づいたプレイを実践する。とはいえ詰めが甘く攻撃時の読み違い・取りこぼしが割と多い。
マクロスデッキ:特殊兵器・艦載機・歌カード等々要素てんこ盛りのデッキな為、事故りやすいデッキである。拡張セットで色々要素を絞ったり強化できるようにしているので微妙なデッキ構成を調整可能になった。今回はたあら氏が担当する。たあら氏はカードの取り回しを重視し事故りそうな展開の時に思い切った采配にてカードを回してくる傾向にある。ある意味マクロスデッキとの相性はよい。
暗黒星団帝国デッキ:重核子爆弾主体の艦載機デッキ。敵の手札または要塞にいるキャラ全員を除去できる重核子爆弾を持つ。あらゆるデッキの天敵ともいえるデッキである。拡張セットでは重核子爆弾のおかわりや重核子爆弾を使って敵要塞を奪取できるカードが追加され作戦の幅が広がっている。今回はitako2氏が担当する。itako2氏はメンバーの中で一番堅実な采配を取る。但し手札が事故った時に優柔不断な性格からか機能不全に陥りやすい。事故りにくい暗黒星団帝国デッキとの相性は良好。
まず各陣営とも前列の艦から削っていく戦術で一回り目が経過する展開になる。まずは敵艦載機の動向を探るといった感じである。その展開からまず動いたのはマクロスデッキ。艦載機戦にてYユニット装備型ナデシコAに対して強襲をかける。一条輝(U)+ストライクバルキリーで10ダメージをナデシコAに与える。ここで一斉に各陣営がナデシコAを狙う展開になり、最後は映画版ナデシコデッキがナデシコB+マキビハリのハッキングによるミサイル攻撃で遂にナデシコAは撃沈されてしまう。映画版ナデシコデッキのハッキング攻撃を見た各陣営は今度はナデシコBを目標に切り替える。猛攻を耐えていたナデシコBだが今度は暗黒星団帝国デッキが無限ベータ−砲にてナデシコBは撃沈されてしまう。しかしYユニット装備型ナデシコCにホシノ・ルリが搭乗し再び各陣営が色めき立つがここでナデシコCが防御で見せ場を作る。アルストロメリアに乗ったスバル・リョーコがマクロスデッキの艦載機群の前に立ちはだかり、バルキリーによる反応弾攻撃も適切な防御カードで対処していく。
この時点でマクロスデッキと暗黒星団帝国デッキがトップ争いを演じていたが、初手から聖総統をデザリアム星に配置していた暗黒星団帝国デッキがついに重核子爆弾をマクロスデッキの手札に対し起爆させた。この攻撃により一条輝(U)・ミンメイ・ブリタイが除去される事態となり戦局は大きく転換する。焦ったマクロスデッキはグローバルをマクロスに乗せダイダロスアタックを仕掛けるも暗黒星団帝国デッキの艦載機攻撃と艦隊戦にて何とマクロスが撃沈される事態となった。当然「全周囲バリアー」ありきの突撃と思わせてのダイダロスアタックかと思いきや単なるブラフだったというオチになった。ここで2発目の重核子爆弾がいつ発射されるのか各陣営は戦々恐々としていたが2発目の重核子爆弾は発射されぬまま時が過ぎていく。
終盤になり各陣営とも戦力を大幅に消耗しつつある中TV版ナデシコデッキが動く。ナデシコAを失った後効果的な攻撃ができず停滞していたTV版ナデシコデッキだったがYユニット装備型シャクヤクにミスマル・ユリカとホシノ・ルリを乗せて満を持して前列にシャクヤクを配置する。尚停滞していた理由だが手札に相転移砲2枚とボソンジャンプカードがあった為手札を圧迫されていたのが原因である。前に出たシャクヤクはまず前のターンで前進エリアに白兵戦狙いで突撃してきた一条美沙指揮のブリタイ艦に対し相転移砲を発射。既に手負いのブリタイ艦はなすすべもなく撃沈される。更に手負いになっていたグロテーズに対し白鳥九十九搭乗のダイテツジンによるボソンジャンプ攻撃(空戦抜きでいきなり対韓攻撃できる)を仕掛けてこれも撃沈する。更に次のターンに再びシャクヤクが相転移砲を発射。ユリカの「どんどんやっちゃってください」からの縦1列18ダメージが暗黒星団帝国デッキのグロテーズ+大型空母の列に炸裂し合計40VPオーバーの荒稼ぎに成功する。結局終盤の相転移砲連射からの波状攻撃が効いてTV版ナデシコデッキがトップ。中盤トップの暗黒星団帝国デッキが2位、僅差で暗黒星団帝国デッキが3位、中盤以降効果的な攻撃ができなかった映画版ナデシコデッキが最下位という結果となった。
結局ナデシコCから相転移砲が発射されることなく終わった為そのボテンシャルをテストで確認できなかったもののハッキング攻撃自体の脅威度は健在であることは確認できた。オモイカネによる要塞奪取カードを狙っていたが結局回ってこなかったとの事。あと暗黒星団帝国デッキは結局要塞奪取作戦カードと2枚目の重核子爆弾は入れずにプレイしたと言う。itako2氏も後悔していたがそこは入れるべきと全員のツッコミが入った事はいうまでもないw。
posted by 平景虎 at 01:39| 神奈川 ☀|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
SHIPSテストプレイ
|

|