
「拡張カード2」はアクションカードに新たなカードを追加するセットの為、曲カードの追加がメインの「拡張カード1」よりかなり地味な印象で「じゃあパスしてもいいか」と思う人も多いかと思いますが、ゲーム展開に与える影響は実はこっちの方が大きかったりします…ではテストプレイの始まり始まり。
今回は4人プレイ(私・たあら氏・Itako2氏・シルフェ氏)で3ターン、「初音ミク生誕verシート」で年モードを選択してのプレイとなった。
<第1ターン>(9〜11月)
いきなり新カード「神ツール降臨」が第1ラウンドから登場。このカードは以後すべての曲の3DPV成功値を+1する重要なカードである。
セレクションカードで「鏡音リン名曲リンク」と「ボカロ鑑賞曲」を選んだ私は手札に「悪ノ娘」があった為「鏡音リン名曲リンク」でいく予定だったのだが、初手から「よつばのクローバー」「下克上(完)」が場に置かれてしまい、厳しいと感じてやむなく「ボカロ鑑賞曲」で勝負する方針を固めた。
1ラウンド目は各自順調に再生数を伸ばし早速殿堂入り続出の展開だったが各々すぐに「殿堂入り確定」をする展開になる。そんな中最初に飛び出したのがitako2氏の出した「サイハテ」。神ツール効果で「3DPV(完成版)」をつけて一気にボカラン争いで優位に立つ。しかしこの後得意の支援動画をつけられずやや伸び悩む所でシルフェ氏の支援する「なぜか変換できない」が職人→弾幕コンボで一気に差をつめる。途中荒らされて職人を流されつつも「ラウンド中その曲のみ支援すると4アクション行える」という特殊効果をいかした「なぜか変換できない」が新カード「誕生おめ(必ず成功2万再生、職人成功+1)」→職人→弾幕×2のスペシャルコンボで堂々の30万再生達成でボカラン1位を勝ち取った。
<第2ターン(12〜2月)>
必殺カード「歌ってみた(有名な人が)」を前のターンから握り締めていた私は「恋は戦争」を場に置き「ここで勝負!」という事で使用する。見事成功してまず「恋は戦争」がボカラン争いで主導権を握る。しかしitako2氏が「みくみくにしてあげる(してやんよ)」を投入して追撃、このターンのボカラン争いは両曲の一騎打ちとなった。「恋戦」は「演奏してみた」「弾幕」で再生数を伸ばせば、「みくみく」は「3DPV」「歌ってみた」で再生数を伸ばし一歩も譲らない。
しかし第3ラウンド時点でフルに再生数を伸ばしてもボカラン集計時点で2万足りないとわかり、itako2氏は「みくみく」支援継続を断念し殿堂入り直前で伸び悩んでいた「下克上(完)」の支援を行った。しかし…第3ラウンド終了時になんと新カード「支援者引退」がitako2氏の手で出現する。このカードは曲についている任意の支援動画カード1枚に対してチェック(4以下)を行わせ、チェックに引っかかるとその支援動画カードは除去しなければならないカードである。当然「恋戦」についていた「歌ってみた(有名な人が)」に使用され、チェックで4以下を出してしまい除去される羽目になってしまった。結局「恋戦」は30万再生、「みくみく」は28万再生で集計となり、辛くも「恋は戦争」がボカラン1位を獲得した。itako2氏が諦めてなければ明らかに逆転されていた展開だった…。
<第3ターン(3〜5月)>
ターン開始時点で新カード「日刊(月間)ボカラン」が2枚登場した。2枚重なって出た場合は1枚を次のラウンドへ繰り越す形になる為、第1ラウンドと第2ラウンドが「日刊(月間)ボカラン」となった。このカードは対象ラウンドのみで再生数単独トップを取ると1VPを獲得できる。但し支援動画の翌ラウンドボーナスは集計時点では対象外になるので注意が必要だ(荒らしや前ラウンドからの支援動画のボーナスは有効)。
まず第1ラウンド、何気なく置いた「のぼり棒」に職人×3があっさり成功。いきなりの「のぼり棒祭り」に大爆笑。但し「のぼり棒」は日刊(月間)ボカランも除外曲扱いの為、次点で8万再生を獲得したたあら氏の「あなたの歌姫」が最初の日刊(月間)ボカラン1位となった。
続いて第2ラウンド。ここで私の出した「夢みることり」が「歌ってみた(うまい人が)」+マイリス+荒らしで10万再生を獲得して2回目の日刊(月間)ボカラン1位となった。更に「夢みることり」は22万再生でこのターンのボカランも制し最初の2冠に輝いた。また「のぼり棒」は20万再生となり、貴重な2VPを獲得した。
結局私がボカラン2回を制し、セレクションカードで他プレイヤーが高得点の物を達成出来なかった為私の圧勝となりました。とはいえ今回は「支援者引退」カードには肝を冷やしましたよ。あそこが勝敗の分かれ目でした。
そんな感じで第1回のテストプレイは無事終了。新規追加したイベントカードも十分に機能しゲームのアクセントになっていたようで良かったです。あと数回テストすれば仕上がるでしょう。