2016年02月29日

ゲームマーケット2016神戸参戦記

こんばんは
先週のゲームマーケット2016神戸に参加された皆様お疲れ様でした。今回はゲームマーケット2016神戸への参戦記を書こうかと思います。

 前回まで開催されていた大阪から今回は舞台を神戸へ移してのゲームマーケット関西。今回も創作系ゲーム中心の「トロイホース」とのコラボユニットにて参戦の我が「グループ乾坤一擲」。今回は5年ぶりのリメイクとなる「A課長の挑戦R(リターンズ)」を中心にSHIPSシリーズや日本空母戦記シリーズを持ち込んで果たして新天地でどのような戦いとなるか・・・・。
 今回はSHIPSシリーズの新作はなく、日本空母戦記シリーズも少数持込のみとある程度戦力を絞る事としたため、事前作業はいつもより早く終わっていたので「A課長の挑戦R」を前面に出した宣伝戦と情報収集戦を直前に仕掛けたものの・・・・予想以上に反響はなし。「これはかなりの苦戦になるかも・・・・」という不安を抱きつつ、いよいよ開幕となりました。
 開幕直後、「A課長」や「SHIPS」を買いに来る方が数人きたものの、しばらくすると客足はさっぱりとなり、開幕直後からしばらくは満員だった会場も昼過ぎ位からは急に空き始めるという今までの大阪開催とは違う展開に・・・・「食事の為にここを離れただけ」と一瞬思ったもののその後も客足は戻らずそのまま終了に。今回試遊卓と販売卓の合体ブースを取ったのですが、試遊卓はある程度回転したものの頒布実績には余り貢献する事無くそのまま閉幕となりました。まあ、ぶっちゃけ惨敗です(苦笑)。
 まあ伊達と酔狂で長年戦っている私からすればこういう敗北は日常茶飯事なので大した問題ではないですが、ゲームマーケットの傾向がここ数年で大きく変わりつつあるなと感じたので以下考察していきたいと思います。

1.今まで大阪開催の時は割と最後の方まで一般参加者は残っていて試遊卓で遊んでいる人が多かったのですが、今回は昼過ぎには大半の一般参加者は会場を離れてしまったようです。この傾向は浅草時代とビックサイト以降の東京のゲームマーケットでも同様の傾向になっています。ゲームマーケットの即売会(コミケ)化が進み、目的の物をゲットしたら即離脱して地元戻って仲間内でゲーム会やるとかの流れのようです。関東の我々にはよくわかりませんが、今回の神戸の会場は市街地からは結構離れているようなので大阪から参加となると意外に移動に時間がかかりそうです。まあビッグサイトも東京の市街地からは離れているので同じパターンになったのかな?と思います。元々会場で特別なイベント(オークションやライブイベント)も開催していなかった関西のゲームマーケットは関西の中心部から離れた事で「お祭りから即売会へ」の流れが急に来た気がします。

2.関西での参加者は20代位の若年層や親子連れなどのファミリー層が大半になっていました。「グループ乾坤一擲」の各作品は大体40代位の方々に支持されている物ばかりです。従って参加者の大半がこちらのターゲット層から離れてしまっているので興味を持たれなかったのは当然です。これが事前に宣伝を行ったのにも関わらず反響がほとんどなかった原因かと思われます。

3.今回特に顕著だったのが試遊卓の不振でした。試遊卓でプレイするのは本来興味を持ったゲームを体験し気に入ったら購入という事だったのですが、昨今事前に試遊できる機会が増えたり、ネット等で事前に情報収集できてしまうので、ゲームを購入する判断として現場で「試遊」する必要性が薄れてきています。まあ中には「掘り出し物」を求めて会場内を彷徨っている人もいるかとは思いますがかなり少数でしよう。今回は正午を過ぎたあたりから会場内を廻っている人はほとんどみかけなくなりました。午後には目的を達成して離脱する人が増え、今までだとここから試遊卓での腕の見せどころとなるのですが結局その機会は訪れませんでした・・・・かつてはコンポーネントのショボさをゲームとしての面白さでカバーしようとしていたやり方は既に通用しなくなっていたのです。

まあ、色々あったのですが今回「グループ乾坤一擲」サイドより「トロイホース」サイドの方に影響が大きかったようです。創作系カード&ボードゲームをローコストで制作しているトロイホースは今まで試遊卓中心の販売戦略とライトゲーマー等の不特定多数を狙った汎用的な比較的簡単なシステムのゲームで戦ってきたのですが、試遊卓中心の販売戦略が通用しなくなり、ライトゲーマーが求める「付加価値の高いコンポーネント(印刷所を使った大量生産)」を提供しない限り厳しいという結論に至りました。「グループ乾坤一擲」サイドとしては実はそれほど影響はありません。「グループ乾坤一擲」は事前の情報開示と特定のターゲット層を設定し、そのテーマの特殊性に「付加価値」を付けてゲーム制作をしています。コンポーネントが市販ゲーム程のものでなかったとしても題材にしたテーマに付加価値があれぱたとえ多数の人でなくても必ず支持してくれる人がいると信じて制作しています。そこは長年コミケを主戦場にして二次創作ゲームを製作してきた我々のポリシーでもあります。

まあ我々「グループ乾坤一擲」は「損しない」または「多少損しても大損はしない」という販売戦略なわけで継続してきているわけですが、最近ゲームマーケット初参加でいきなり4000〜5000円のボードゲームを頒布しているサークルや立派なコンポーネントのゲームを明らかに原価割れで「在庫処分セール」をしていたサークルを見ました・・・・う〜ん、長年同人ゲーム活動をしている私としては結構複雑な気分です。まあはっきり言って近年爆発的にゲームマーケットへ参加する人々は急増しているわけですが、ライトユーザー層は多分財布の紐は硬いです。一人あたり5000〜10000円位ではないでしょうか?まあ20000円以上つぎ込めるのはゲーマーだけですよね?(笑) となると仮に10000円の予算で何個のゲームが買えるでしょう?となるわけです。今だとカードゲームで1500〜3000円、ボードゲームで3000〜6000円位でしょうか?となると10000円で買えるのは2〜3個位になります。2〜3個となれば当然買う側は買うゲームを吟味して選ぶことでしょう。そして有名サークルと無名サークルのゲームが同価格の場合、どちらを買うでしょうか?まあ普通は過去に実績のある有名サークルを選ぶ可能性が高いですよね。もし初参加で4000円のボードゲームを作ろうとした場合、当然ちゃんとした印刷所に依頼してある程度まとまった数を作る必要があり、制作費用は数十万かかるはずです。となると・・・・大敗は必須です。はっきりいって「死亡フラグ」です。在庫を捌けないとなると次回以降の予算は厳しくなり・・・・そのまま終了という流れになるのではないでしょうか?私が危惧しているのはせっかくいいものを作って発表したいと思っている新規参入者の大半がこのようなスパイラルに陥ってリタイアを余儀なくされてしまうのではないかということです。こういう活動は継続して行くことに多くの意義があります。仮に失敗作を作ってしまっても、次にまた再挑戦することで失敗した所を解決させていくことができます。新規参入者の方々、初参加の時はくれぐれも無理な計画を立てず、地道に活動を継続できるようにしていってください。新規参入者の多くの人が活動を継続させてこそ「電源不要ゲーム」ジャンルはまた次のステージに進めると思いますので。
 
 すいません。最後は説教臭くなってしまいました。そんなわけで今回はこれまで。



 













posted by 平景虎 at 01:01| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント参加報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック