2008年04月05日

少しお知らせします

 どうも、みなさんこんばんは。平景虎です。「第5回テストプレイ」を投稿予定でしたが、予定を変更して現在の製作状況をお伝えします。あと今回は「日記」ではなく「ニュース」という事で、しゃべり方もいつもと違いますが、よろしくお願いしますね。
 現在の作業状況ですが…テストプレイの方はほぼ終息に向かっています。基本システムはほぼ完成し、短縮版ルールや各種データの見直し等をやってます。あとエントリー曲の選定を行って、現在は曲の製作者の方々に「使用許可願い」の為にネット上を駆け回っています。今現在下記のブログに許可いただいた動画を貼ってますので、是非ご覧ください。
http://phoenix-campain-news.seesaa.net/

ちなみにエントリー予定曲数は90曲を予定しています。既に81曲は確定し、残り9曲は「ワイルドカード」としてゲームバランスを考えながら決定していく予定です。

それでは今日はこの辺で。さようなら。

posted by 平景虎 at 03:23| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | VOCALOID狂騒曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月22日

第4回「VOCAOLID狂騒曲」テストプレイ 後編

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 少し間隔が空いてしまったが、3月9日に行われた「VOCALOID狂騒曲」のテストプレイの後半戦について報告したいと思う。プレイヤーは前編と同様たあら氏・鷹綱氏・itako2氏・しるふぇ氏の4人である…。

 まずセットアップ。たあら氏が手札より「初音ミクの暴走」、鷹綱氏が手札より「Packaged」、itako2氏が場札より「雲の遺跡(ミク版)」、しるふぇ氏が手札より「リンリンシグナル」をそれぞれセットアップした。
 第1週。出だしで猛然とスパートしたのは「初音ミクの暴走」。第1ラウンドで一気に弾幕を張り、12万再生を達成し独走態勢かと思われたが…第2ラウンドで失速、結局ボカラン2位に終わる。第1週の1位は僅差ながら「リンリンシグナル」が獲得する。鷹綱氏とitako2氏はボカラン争いを回避して早々に「Packaged」「雲の遺跡(ミク版)」殿堂入り確定させ、鷹綱氏は手札から「ストラトスフィア」をitako2氏は場札から「逆襲のMEIKO」をセットアップして高速殿堂入り狙いの戦法に出た…。
 第2週目。「初音ミクの暴走」「Packaged」「雲の遺跡(ミク版)」「リンリンシグナル」が殿堂入りで除去。たあら氏は新たに手札より「タイムリミット」、鷹綱氏は新たに手札より「ミラクルペイント」を投入した。しるふぇ氏は第1終盤に場札より「リンカーネション」を投入している。この週のボカラン争いも、たあら氏としるふぇ氏の一騎討ちとなった。「タイムリミット」は「弾幕/鑑賞曲」の強味を生かし「弾幕」「マイリス」を交互に使い分け、更に職人の招聘にも成功し一気にブレイクする。一方、「リンカーネーション」を即殿堂確定させたしるふぇ氏は手札より同じジェバンニPの「リンリンリンってしてくりん」を投入。ここに至りしるふぇ氏が「鏡音リン」関連曲狙いである事が判明、しるふぇ氏自ら「鏡音リンは俺の嫁」発言で一気に場もヒートアップした(私は場からわざわざ「リンカーネーション」取りに行った時点でわかっていたがw)。「リンリンリンってしてくりん」の追撃は激しく一気に「タイムリミット」に迫るが後一歩及ばず。2週目のボカラン1位は「タイムリミット」となった。尚、たあら氏は「タイムリミット」1位確定とみるや「おしえて!だありん
」を手札から投入、これもこの週での殿堂入りに成功させる。一方高速殿堂入り狙いの鷹綱氏は「ストラトスフィア」と「コンビニ」を、itako2氏は「逆襲のMEIKO」「桜のような恋でした」「ちょこまじ☆ろんぐ」を殿堂入りさせ、セレクションカードによる一発逆転を狙う。
 第3週。再び「たあら氏 VS しるふぇ氏」のボカラン争いとなった。たあら氏が新たに場札から投入した「夢みることり」が熱烈支援者の弾幕&職人のコンボでリードする。一方しるふぇ氏は手札から出した「おまいのハートを舗装してあげるッ!」を速攻殿堂入り確定させ、続いて「リンレンラリリン」「逆襲のロードローラー」と次々と手札&場札よりリン関連曲を投入、セレクションカードの追加ボーナス狙いに出る。「逆襲のロードローラー」は殿堂入りならなかったものの「リンレンラリリン」は見事ボカラン2位を獲得する。一方ボカラン争い回避の鷹綱氏はこの週で新たに「ミラクルペイント」「ファインダー」「3人仲良くFortuneDiver」の殿堂入りを成功させる。itako2氏は新たに「PASSIONAIRE」を殿堂入りさせる。ここでゲーム終了となり得点集計となる。トップは「鏡音リン名曲ベストセレクション」を成功させ(リンメイン曲3曲以上)、リン関連曲5曲殿堂入りさせ、ボカラン1位1回、2位2回取ったしるふぇ氏となった。2位は「ボカロ弾幕曲セレクション」(弾幕曲3曲以上)を成功させ、6曲殿堂入りに成功させた鷹綱氏が2位。ボカラン1位2回取ったものの4曲殿堂入りにとどまったたあら氏は3位、「伝説のMEIKOマスターセレクション」(MEIKOメイン3曲以上)が失敗したitako2氏が最下位となった…。
 ゲーム展開的にはほぼ完成されてきたようにみえたが、新たな問題発生。4人プレイでは思った以上に待ち時間が長く感じられた事だ。原因はプレイヤーの手番にすべての行動を行った後に次のプレイヤーの手番を行う事が原因のようだ。次回は1つの行動フェイズ毎に手番を回す方式に変更して待ち時間短縮を図る予定だ。次回は3月23日にテストプレイを予定している。

posted by 平景虎 at 00:53| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | VOCALOID狂騒曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月11日

第4回「VOCALOID狂騒曲」テストプレイ 前編

3月9日は「ミクの日」。というわけで3月9日はフェニックスキャンペーン例会にて「VOCALOID狂騒曲」のテストプレイを2回実施してみた。とりあえず今回はまず1回目のテストプレイ分を前編としてupする事とする。
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 今回は4人でのプレイとなった。私はプレイに参加せず、プレイ中の写真撮影を主に担当W。プレイヤーはたあら氏・鷹綱氏・itako2氏・しるふぇ氏の4人である。今回より「殿堂入り」するためのカウンター数が10個から5個に変更になっている。つまり今まで1万再生=1カウンターだったのが、2万再生=1カウンターに変更になった。これにより殿堂入りは容易くなった。しかしボカラン1位を狙うには従来通りのカウンター数(11〜15)は必要かと思われる為、プレイヤーは「ボカラン1位を狙う」か、「殿堂入り確定として次の曲をセットアップする場を空ける」の選択肢を選ぶ事となる。

 まず最初の曲セットアップ。場には「SUPER HATUNE BEAT」「3人仲良くFortune Diver」「SING & SMILE」「ハジメテノオト」と錚々たる曲が並ぶ。まずたあら氏は手札より「ぶっちぎりにしてあげる」を出す。続いて鷹綱氏は手札より「卑怯戦隊うろたんだー」を出す。続いてitako2氏は場より「ハジメテノオト」を取り、場に置く。最後にしるふぇ氏が「SING & SMILE」を取り、場に置いた。1週目まず「ぶっちぎりにしてあげる」が加速する。最初のラウンドを弾幕3連発で一気に6万再生をたたき出す。荒らしカードを無効化する特殊効果を持つ「ハジメテノオト」も順調に「歌ってみた」等で順調に再生数を伸ばしていく。一方、荒らしカードをコメカードとして使える特殊効果を持つ「うろたんだー」は予想外の展開。まさかの「歌ってみた」失敗等精彩を欠き、思ったより再生数が伸びてこない。2ラウンド時点で大きく再生数で水を開けられた末、まさかの「殿堂入り確定」にてボカランレースから脱落する。鷹綱氏は「Fortune Diver」を場から取り、シンPボーナス(同一Pの曲を殿堂入りさせる毎に+1P)を狙う態勢に切り替えた。出だしは今一つだった「SING & SMILE」は2ラウンド以降職人と弾幕を効果的に動員し、一気にボカランレースに割り込む。激しい3曲によるボカランレースの結果は1位ハジメテノオト、2位SING&SMILEとなった…。
 2週目。「ぶっちぎりにしてあげる」「卑怯戦隊うろたんだー」「ハジメテノオト」「SING & SMILE」が殿堂入り。たあら氏は「よつばのクローバー」、itako2氏は「恋スルVOC@LOID」、しるふぇ氏は「整地」を新たにセットする。PV成功+2、それ以外+1と非常に強力な特殊効果を持つ「恋スルVOC@LOID」が予想通り再生数を伸ばしていく。但し時折失敗していて圧倒的差はついていない。「FortuneDiver」が思ったより伸びないとみるや手札より「ミラクルペイント」を投入。「ミラクルペイント」は予想通りに再生数を伸ばし、完全に両雄の一騎打ちとなった。一方たあら氏は「よつばのクローバー」を早々に「殿堂入り確定」させると次に「永久に続く五線譜」を投入。やや苦戦するも何とかこの週で「殿堂入り」まで持っていく。しるふぇ氏も「整地」で「ロードローラー祭」を宣言し、なぜか3DPVの支援を得て殿堂入りさせつつ、場を流して拾ってきた「白の季節」も殿堂入りさせる。まさかのOSTER対決はたあら氏・しるふぇ氏の「荒らし支援」介入により「ミラクルペイント」が伸び、両者引き分けに終わる(1位同点の場合、双方に2位のポイントが与えられる)というたあら氏・しるふぇ氏の思惑通りの展開で終わった…。
 3週目。「恋スルVOC@LOID」「ミラクルペイント」「よつばのクローバー」「永久に続く五線譜」「整地」「白の季節」と名曲達の殿堂入りが相次ぐ。この週はたあら氏の投入した「Linkage」がボカランレースを独走。他のプレイヤーは手札の消化とセレクションカードによるボーナス点を狙う。鷹綱氏は「FortuneDiver」を速攻で殿堂入り確定させると、「Chocolate☆magic」の殿堂入りを狙うが失敗し「子猫のパヤパヤ」を殿堂入りさせる。itako2氏は「コンビニ」を早々に殿堂入りさせ、「逆襲のロードローラー」「金の聖夜霜雪に朽ちて」を場に出し、それぞれ殿堂入りを狙うも双方伸びず終了。しるふぇ氏は「ロードローラー関連曲」を求めて曲カードを引くも失敗。やむなく「クローバークラブ」を出して殿堂入りさせるも、次いで出した「moon」は伸びずに終了。ここで終了となる。結局セレクションカードの条件を2枚ともクリアしていた鷹綱氏が勝者となった。

 今回のテストプレイで再生カウンターの達成条件を下げた為、殿堂入り曲が大幅に増加し、ボカランレースを回避して殿堂入り曲を増やすという戦術もほぼ確立してきている。あとはセレクションカードの内容をもっとチューニングしていけばよいかと思っている(つづく)
posted by 平景虎 at 02:03| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | VOCALOID狂騒曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月03日

第3回VOCALOID狂騒曲テストプレイ

 昨日、第31回トロイホースコンペンションにて「VOCALOID狂騒曲」の3回目のテストプレイを行ったので早速報告したいと思う。そういえば前回の記事を投稿以降、予想以上の反響があり、結構驚いている。記事を紹介していただいた「覚書オブジイヤー」「初音ミクニュース」「初音ミクみく」には特に感謝したい。それから2回目のテストプレイ日時が2月17日となっていたが2月24日の誤りだった事を一応訂正しておく(まあ深夜にだらだら長文を書いて、気を失いそうになりながら投稿するのが徒然デザイン日記クオリティなのでこういう間違いは日常茶飯事だったりするw)。あと、一応このゲームは「カードゲーム」であって「TCG」ではなかったりする。まあ違いは「多人数プレイゲームである」「1セット買えばそのまま遊べる」という位だが…。あ、あと6面体ダイス(いわゆるサイコロ)を使って判定する事が多く、比較的「運の要素が大きい」タイプのゲームである事も宣言しておく。比較的運の要素の少ないゲーマー向けゲームではないということだ。それでもボーカロイド曲毎に特殊効果があったり、局面毎に使用するカードを的確に使用していく事が求められるので、普段あまりカードゲームをプレイしないユーザー向けではないかも知れない(基本的なルール自体はシンプルな物にしているつもりだが)…。

 今回のプレイも3人でのプレイとなった。私、K氏、A氏の3人である。今回から3週9ターンでのプレイに変更・妨害カードである荒らしカードを使用する為の「荒らしフェイズ」を通常のアクションフェイズの後に設け、荒らしカードの応酬を活発化させる・ボーナスポイントの入る「セレクションカード(設定された条件を満たすと勝利ポイントを獲得できるカード)」を導入・2週目と3週目はボカラン1位を獲得した人から右回りの順番でプレイする、といった変更を行った。
 まず1週目。じゃんけんでK氏・A氏、私の順番となる。公開された山札は…「Ppackaged」「白の季節」「万感吟遊」。まずK氏は手札から「夢見ることり」、A氏も手札から「コンビニ」をセットアップ。私は手札がおもわず吹く内容だったので(詳細は後述)、山札から…「Ppackaged」を取ってセットアップしてプレイ開始となった。ダイス運がないと自らこぼすK氏が4・4・5以下を悉く失敗、その後も荒らされていないにもかかわらずほとんど再生数は伸びず「夢みることり」は早々にボカラン争いから脱落していった(涙)。1週目のボカラン争いは「コンビニ」と「Packaged」の2曲に絞られた。一進一退の攻防が続いたが、「マイリス」「演奏してみた」で繋いで僅差で「Packaged」が前回に続いて1週目のボカランを制することとなった。
 次いで2週目。「Packaged」と「コンビニ」は殿堂入り。K氏は伸び悩む「夢みることり」に代わり、1週目終盤私が拾った「白の季節」の後に場に出た「桜の季節」を取ってセット。A氏は手札から「片思イVOC@LOID」をセット。私は前回同様再び勝負に出る。手札より「すいません、鏡音リンを予約したいのですが…」(=整地)を投入してここで「ロードローラー祭」を宣言する!(こんな役ばっかw)「ロードローラー祭」は次のボカランまで「ロードローラー関連曲」のすべての成功値を+1する特殊効果である。この週はK氏・A氏ともに好調で、「桜の季節」は桜職人と「さくらさくら」の弾幕と歌ってみたで一気に殿堂入りとなり、「片思イVOC@OLID」も3DPVと歌ってみた支援でこちらも殿堂入りとなる(僅かに1万再生足りず2位)。一方整地は早々に「荒らし」「支援荒らし」と徹底マークされ(まあ釣り動画だから仕方がないかw)、祭り中とはいえ身動きが取りにくくなったのでここで新たに手札より「逆襲のロードローラー」をセットする(つまり最初からロードローラーネタが揃っていたw)。祭り中の「逆襲のロードローラー」の破壊力は抜群で、歌詞職人+「WRYYYYYN!」の大合唱で一気に「桜の季節」に並び、第2週の1位を分け合う形となった。
 そして、最終週。「桜の季節」「片思イVOCAOLID」「逆襲のロードローラー」が殿堂入り。K氏は手札より「忘却心中」、A氏も手札より「同じように」をそれぞれ投入。私も手札より「白の季節」を投入。「忘却心中」はまたもK氏の出目の悪さで再生数が伸びず脱落。「同じように」はそこそこ再生数を伸ばすが、私が少し荒らした所、殿堂入りにはいたらず。そして私は荒らしの去った整地で大攻勢をかける。祭りの去った整地はロードローラーの礫死探索の為訪れた多くの支援者の「お前のせいかwwww」「お前かwwww」の手厚い支援wによってあっという間に殿堂入り。ぶっちぎりの1位となり、私がボカラン3週連続1位となり、圧勝に終わった。ちなみにセレクションカード達成によるボーナスポイントは誰も獲得できなかった(私はミクメイン曲3曲で+2Pのカードを持っていたが(普通にやれば達成容易なカード)、勢いでロードローラー祭をついやってしまったので、ミクメインは2曲止まりとなってしまった。反省はしていない)

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2週目終了時の状況

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2週目終了時の私の状況。ロードローラー祭り終了直後の様子。

プレイ報告は以上である。プレイ後、もう少し殿堂入りのカウンター数を減らして曲カードをもっと回せるようにした方がよいという意見が出た。これは妙案で早速採用する方向で考えていく予定だ。今の状況だとプレイヤー1人あたり1週1曲を殿堂入りさせるのが精一杯なので、1カウンター=1万再生から1カウンター=2万再生に変更して、うまくいけば1ラウンドで1曲殿堂入りさせられるようになり、ボカラン1位争いに脱落した場合、早々に次の曲を殿堂入りさせて勝利ポイントを稼いでセレクションカードの条件を満たす事による一発逆転ができる可能性が出てくるからだ。今回のプレイ時間はほぼ1時間だったので、予想通りのプレイ時間に収まった。ゲームシステムはほぼ固まってきたので、あとはセレクションカードの設定条件とそれによる曲の選択等が今後のテスト課題となりそうだ…尚今週もテストプレイの日程が入っているので、次回は4人プレイでのテストを行い、3人プレイとは違う状況になるかを重点的に確認したいと思う。

posted by 平景虎 at 00:06| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | VOCALOID狂騒曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月29日

「VOCALOID狂騒曲」テストプレイ開始の巻

 1〜2月にかけて、記事としては掲載していなかったが、実は水面下では精力的にテストプレイは行われていたりする。1月中旬にはSHIPSゼントラーディ軍デッキのテストプレイが行われ、若干の問題はあったものの概ね良好な結果となっている(ゼントラーディーデッキテストプレイに関しては後日掲載予定)。そして2月3日と17日の2回にわたって新作「VOCALOID狂騒曲」のテストプレイが実施されたのでその模様を報告したいと思う…。

 「VOCALOID狂騒曲」は、プレイヤーがボーカロイド曲の支援者となり、自分の支援しているボーカロイド曲を「ボーカロイド殿堂入り(再生数10万で達成できる)」させる事を競うカードゲームである。
(1回目のプレイ:2/3)
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 で、「VOCAOLID狂騒曲」のテストプレイ版が一応完成したので早速テストプレイを行ってみた。初回プレイだったので、ゲームシステムが正しく機能しているか、想定時間通りに進むか、殿堂入りトップ争いは何個位になるか等をチェック。ゲームシステム及びその展開は当初の想定通りで結構うまく動いていた感じ。ただ初回プレイという事もあり結構ムダな所に時間がかかってしまい、当初予定の倍以上の時間(1時間の所2時間)がかかってしまった。しかも予定ターン数より早く強制終了した為正確なトップ争いの展開は今回は不明のままだったり…。まあ、システム的な大きな破綻はなかったので、これからぜい肉を落としていきつつ完成度を上げていこうかと思う。
 しかし、このゲームどの位のニーズがあるのか未だによくわからなかったりする…。「電源不要系」の人達の中には私のようにしょっちゅうVOCAOLIDの曲を聴いている人はあまりいないように感じてたりして、逆にしょっちゅうVOCAOLIDの曲を聴いている人達だとあまりカードゲームなどをやる事はあまりないような気がしたりしている…はたしてどんなものか?

(2回目:2/17)
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今回は前回よりも少ない3人でのプレイとなった。メンバーは私こと平景虎とitako2氏、イラスト担当の鷹綱准輝氏の3人でのプレイ。
 前回の5人プレイはこのゲームのゲームシステムではかなり重い感じで規定時間内で終わりそうもなく途中中断となったが、3人プレイだと比較的サクサク進み、プレイタイムは12ターンで1時間半という結果となった。意外と考え所があるようでどうしても思考時間が長くなる局面がある模様(ルールが難しいからではなく効率的にプレイしようとして長考するという感じ)。私自身としてはゲームに実際のニコ動での状況の再現性を重視するゲームデザインをしているので、多少の重さは覚悟して、少人数(3〜4人)プレイ専用とし、ターン数を12ターンから9ターンに短縮してプレイ時間を1時間〜1時間半の間で収束させる方向で逝こうかと思案中。おそらく多人数(5〜8人)、短時間(30〜1時間)のゲームのニーズもあるかと思うので、その方向のゲームも夏コミ以降検討する予定である。では、実際のテストプレイの内容も紹介しておこう。但しボーカロイド関連のネタがわからない人は意味不明のネタもあるのでそのつもりで…。

 最初のターン、各プレイヤーは最初の支援する曲を場にセットしていく。手番は鷹綱氏・itako2氏・私の順。今回から山札からだけでなくあらかじめ配られた曲カード3枚から出す事が可能となった。しかし…オープンされた山札には「melody…」「あなたの歌姫」「SING&SMILE」といずれも「歌ってみた」や「3DPV」への支援効果が強い神曲ばかり。当然誰か拾いにいくと思いきや…いきなりトップの鷹綱氏が222戦争の一角「恋は戦争」を出してくるとは!続いてitako2氏も神曲「コンビニ」を投入、これも「手書きPV」と「歌ってみた」の支援効果のある強敵である。相次ぐ強敵の出現に私も決断、いきなり「メルト」を投入、更にメルトの特殊効果「メルト祭」を宣言して勝負に出る。「メルト祭」は次の「ボカラン」までの間メルトの成功値がすべて+1され、他の曲の成功値が−1されるというもので、非常に強力な特殊効果。メルト祭発動により「メルト」は得意の「歌ってみた」カードへの支援効果によりぐんぐん再生数を伸ばしていく。一方「恋は戦争」も奮戦するも、完全に出遅れてボカラン1位争いから脱落。「コンビニ」はメルト祭の影響で初動の再生数獲得に失敗し、itako2氏は「コンビニ」の支援をいったん諦め、「Packaged」を新たに投入する。職人カードへの支援効果がある「Packaged」は職人カード投入でぐんぐん再生数を伸ばし、あっという間に「メルト」に肉薄、危機感を募らせた私は「恋は戦争」と「Packaged」へ「メルトの方が百倍いいよ〜」と荒らしカードによる妨害を仕掛けるも…最初の週の最終ターン、遂に「Packaged」が「メルト」を逆転、その週のボカラン1位を獲得、メルトはまさかの敗北を喫する事となった…。
 そして次の週がスタート。「恋は戦争」「メルト」「Packaged」は10万再生を達成したので殿堂入りとなり、場から除去。鷹綱氏は「雲の遺跡」、itako2氏はコンビニへの支援に切替え、私は「SUPER HATSUNE BEAT(SHB)」を投入する。まず「雲の遺跡」が雲職人+月職人のまさかの史実通りのコンボで一気に再生数を伸ばしていく。コンビニも手書きPV等で今度は再生数を伸ばしていく。ここで私は「SHB」に加え、その収録曲の「なぜか変換できない」を追加投入。「SHB」は収録曲に対する支援効果があり、「SHB」が再生数を伸ばすと収録曲の再生数も一緒に伸びるのだ!「SHB」もぐんぐん再生数を伸ばし、接戦の末「SHB」と「コンビニ」が2週目のボカラン同率1位となった。
 3週目、「コンビニ」「SHB」「雲の遺跡」が殿堂入りし、Itako2氏は神曲「ハジメテノオト」を投入する。この週は私の「なぜか変換できない」と鷹綱氏の投入した「PASSIONAIRE」が伸び悩み、「ハジメテノオト」の独壇場となった…。
 最終週、「ハジメテノオト」を殿堂入りさせたitako2氏が山札からの1発ツモで何と神曲「ミラクルペイント」を引き当て、戦いを優位に進めていく。鷹綱氏は何とか「PASSIONAIRE」を殿堂入りさせるも後が続かず、私も場から「melody…」を投入し3DPVをつけて追い上げるが時既に遅し。ゲーム終了でitako2氏の圧勝となった…。

 こんな感じで2回目のテストプレイは終了。とりあえず再現性に関してはニコ厨の鷹綱氏からお墨付きをもらえたのでひと安心。あとはルール上の細かい不備やカードバランスの調整を中心としたチューニングを進めていけばいいかな?という感じかと。4月27日の電源不要ゲームの祭典「ゲームマーケット2008」に間に合わせるのはかなりきついが、5月18日の「VOCAOLD EXPO」へこのゲームの先行量産型を製作して参戦という構想を現在持っている所である。まだイラストとかに全く手をつけてないので結構厳しい状況ではあるが…。

posted by 平景虎 at 01:15| ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | VOCALOID狂騒曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月11日

今年の新作「VOCALOID狂騒曲」

 さて、新年最初の記事は今年の新作として現在デザイン中である「VOCALOID狂騒曲」についてである。昨年9月下旬に初音ミクの存在を知り、その進化し続けるオリジナル曲の無限の可能性に驚嘆した私はいつの間にかニコニコ動画の住人となっていたわけだが(汗)、昨年12月中旬の例会にてふと「これゲームにしたらおもしろくね?」といつものように思いつき、それからゲームの素案をまとめ始めていた。そして正月休みは「リサーチの為」にVOCAOIDの曲を100曲位聴きまくり、おおよその構想も固まった…。
 「VOCALOID狂騒曲」は初音ミクや鏡音リンといったVOCALOIDが主役ではなく、VOCALOIDオリジナル曲を支援の為に毎日某動画でコメしている者達が主役の物語である。プレイヤーはこの「名もなき支援者」達となり、お気に入りのVOCALOIDオリジナル曲が「ボーカロイド殿堂入り」するまで支援し続ける事になる。時に曲が荒らされたり、辛辣なコメが飛び交ったりしつつも、時には職人達の妙技に酔いしれ、時には盛大にうp主に「〜万再生オメ!」のコメを入れつつ楽しむゲームである。今回はあの「負け組」のデザイナーのたあら氏と共同デザインという事で「フェニックスサーガ」にて頒布する予定である。夏コミ完成をめざしつつ今月末よりテストプレイを開始していく予定である。ゲームの詳細が決まっていったら、テストプレイ記事を掲載していく予定である。

PS:「VOCALOID狂騒曲」製作発表に合わせ、この日記に「フルみっく伝染歌プレーヤー」を貼り付けてみた。もし初音ミクオリジナル曲をあまり聴いた事のない諸兄がいるようなら、是非何曲か聴いてみて欲しい。きっと気に入る曲が何曲か見つかるかと思う。
posted by 平景虎 at 02:41| ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | VOCALOID狂騒曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする